[ゲーマー's side]
[ Gacktさんファン's side ]はこちら
ある日のこと。10年来のお友達(けっこうゲーマー)と久々に一緒に食事した、その帰りにゲームショップに寄りました。パッケージなどを見ながらいろいろなゲームの話をしていると、ある中古の1本のソフトを指して彼女は言いました。 「これ、Gacktのゲームよ」
パッケージに描かれているのは、ショッキングピンク色したツンツン頭の男。
さて。 ………… って、今の若い人たちには分からないだろうな〜(笑)。
ちなみに、そんな私が祖母に買ってくれとねだったゲームは、「制限時間がなくて走り続けなくてよくて、穴に落ちても死なないゲーム」でした(大笑)。今思えば、RPGやSLGのことだったんですが、当時FCではまだRPGというジャンルすら確立されていませんでした(かの『ドラゴンクエスト』も発売されてなかったし)。 それから高校生時代、従弟のSFCでずっとやってた『FINAL FIGHT』(だったと思う……タイトルすらうろ覚え)。横スクロールのアクションでしたが、まあまあできた方かな……あまり地理的なトラップがなかったので。でも、いわゆるボス戦で勝てた記憶がない(笑)。 そして大学生時代、もう一度アクションにトライしようとしたのが、『パンツァー・ドラクーン ツヴァイ』(SSセガ・サターン/発売元は忘れました)でした。買おうと思った理由は「タイトルがドイツ語だから」ただそれだけ(本当)。それにあれから10年以上経っているのだから「もしかしたらプレイできるかも」と思ったのです。けれど、やはり甘かった(笑)。これも、1面クリアできれば御の字、くらいの腕前でした。成績のクラスはいっつも下のランク……。
それでも。
【 キャラクターとシナリオ 】 とりあえず、人物少なッ(笑)。 で、その4人なんですけれど。
まずは、主人公でプレイヤーキャラとなる、劉 王羽(ラオ ウォング)。無表情で台詞が皆無、何考えているのかはちーっとも分かりませんが、とりあえず髪はショッキングピンク(笑)。そして顔はGacktさん。で、「太極印」というアイテムを25個集めると服装などの設定を変更できて、本当にGacktさんになります(マジ)。イベント映像によっては劉に戻ることもあるけど(笑)。 ラスボスで、主人公のかつての親友である雷 震龍(レイ ジェンロン)。あんなに台詞があったのに、いまいち性格が読めません(え)。結局、ストーリーを通して何がしたかったのか、攻略本や設定集を見ないと全く解りません(いや、読んでもよく分からなかったけれど/おい)。 2人の師匠(故人)の殴 天災(ナグリ テンサイ)。日本人らしいが、変な名前 ……。「ビート・カラミティ」という通り名を持っている …… が、本編中は全く出てきません(笑)。この人の声を聞いていると、本当に『師匠ッ』って感じで良いです(個人的にはこの声にはいろいろイメージがあるから……『鎧伝サムライトルーパー』の迦雄須とか)。 雷の恋人(故人)の蓉華(ヨーファ)。本編中に出てくる彼女は亡霊 …… もとい、雷の想いが鬼の力で具現化した存在だそうで。でも結局、この人もどうなっているのかよく分かりません……。劉が助けたんだか、そのまま成仏したんだか。謎な人です。つーか、恋人(雷)を救うのに、同じ幼なじみで自分に仄かな想いを寄せていた劉に戦わせるって、けっこういい性格?(何だかなぁ)
そんな訳で。何のために戦っているのか、とか、そういった背景(バックグラウンド)については、設定集とか読まないと分かりません。つーか、今でも謎に包まれている部分も多々。
【 システム 】 ポリゴン使った3Dの、よくある普通のアクション、だと思います。動きとしては、普通に走ったり跳んだりする他に「(宙を)滑空」するとか、「壁面走行」とか。これを応用して「三角跳び」なんてのもあります。他にもいろいろあるみたいですが、これだけできればとりあえず充分。 そしてやってくる敵を、片っ端から斬る斬る斬る斬る斬る斬る! でも、斬る度に数歩ずつ進むことになるので、 ちなみに私は、この斬るボタンを○ボタンに設定し直しました。…… それが正解だと思いました(自分にとって一番連打しやすいボタン位置だから)。
攻撃手段として「妖術」というのもありますが、私は殆ど使いませんでした……。妖術のバリエーションを増やすにはマップ上に隠された石を入手しなくてはならないのですが、その石って大抵取りにくい奇妙な場所にあるので、最初は無視した方が無難だと思いました。
さて、敵は倒すといくつかの青い宝玉(霊珠)に変化して散らばります。これをゲットして、各ステージクリア後に着く『逢魔寺』でそれを自分の能力ゲージに割り当てることで、主人公(プレイヤーキャラ・劉
王羽)はパワーアップしていきます。 バケモノの力でパワーアップすることには 変わりないようです(……ι)。 アイテムにはこの珠の他に「ステージをクリアするためのアイテム」(鍵だったり鏡だったり牌だったり)と、もう一つ。 「太極印」は、その入手数によってプレイヤーへのサービス(隠し設定)が追加されるというもので、例えば5個集まると「制作記者会見発表会」のムービーが観られるようになったり、15個集めると人物音声挿入を設定できたりします。 ちなみに、15個集めて人物音声を挿入すると、ゲーム中、事ある度にGacktさんが声を掛けてくれます。 サービス上手というか何というか(笑) 「そこまで数が取れない女性」向けに設定されてるって感じです(嬉しいけど/笑)。 ていうか、難易度モードが【易】だと最大40個しか出てこない(最高の【超】だと120個!)ので、他の声優さん(山寺 宏一さんや若本 規夫さん、坂本 真綾さん)のインタビューとか観たいと思っても、【易】モード1回クリアじゃ足りません(苦笑)。 Gacktさん10個、山寺さん40個、坂本さん60個、若本さん80個。 …… この差は一体 ……。 【プレイの感想】 アクション苦手な私は、当然『易』モードから始めたのですが。
高度な技術などなくても多分、大丈夫。時間をかけて、高いランクでクリアしようと思わなければ、充分楽しめます。 あと、一つ言うなら。 1つの面がいくつものエリアに分かれていて、その面を1つクリアするのに随分とかかる。そして更に、1つの面でもエリアからエリアに移るときのロード時間、やたらと長い(苦笑)。 今時、ここまでロード時間が長いゲームも珍しいと思う……しかもPS2で。 そして、そんなマップ内は3Dで高低差あり、トラップあり、ダンジョンあり。かなり入り組んでいて複雑です。一応レーダーみたいなのがあって、ゴールがどの方向にあるのか程度は分かるのですが、かなり気合いを入れないと、 気合いを入れても迷子になります(ダメじゃん)。 攻略本見てないと解らないだろ、というトラップもありました。そして攻略本のマップ、
(え/高低差が全然掴めない)。 でも攻略本のマップがなかったら、
とはいえ、敵も然程強くない。戦闘はけっこう楽です。連打で疲れるけれど(笑)。
(ちなみに師匠は、もっと弱かった/笑)。 とりあえず、納得できなかったのは。 舞台一 〜 舞台七まで、全て評価は『初級』。 そして総合評価は『低級』。
………… って、おい。
とまぁ、こんな感じですが。 そんなに苛々することも殆どなく、飽きずにプレイできましたよ、はい。 そんな訳で。 Gacktさん好きでPS2持ってて、時間に余裕のある(1つの面が長くその分時間がかかるから)、そんな条件が揃っている私みたいな人(笑)がいたら、
(でも、そんな都合のいい人って、そうそういないと思う……)。
|