言葉遊びをするように。

《切ない、はずなのに。》

 
 

 歌って、好きです。
 インストロメンタルの曲も好きですが(クラシックとか、ピアノ曲とか、ゲーム・アニメのBGMとか)。
 歌詞があると、情景とか、もっと思い浮かべ安くなりますよね。
 国語の教科書に載ってるような、文学史に燦然と輝くような、そんな立派な(?)詩でなくても、心に響く、心に残るものは沢山あります。

 さて。そんな歌詞を、第三者がいろいろと、面白可笑しく変えたもの。
「替え歌」というものがあります。

 言葉遊びのようで、私はそれが大好きです。
 今回はいくつかのテーマで、それについてお話をしていき、心に今も残る替え歌を紹介しようと思います。

 さて、つ目は、とある番組から。

 昔、タモリのスーパーボキャブラ天国という番組がありました(略して『ボキャ天』/笑)。
 司会はタモリと小島奈津子さんで。

 で、これがどんな番組かというと。
 端的に言えば、替え歌の番組(えっ違う?)。
 まぁ歌に限らず、ことわざとか「よくある(聞く)フレーズ」を巧みに(しかも微妙に)変えて、笑いのネタにするというもので。
 そんな投稿作品を紹介していく、という番組でした。

 何かいろいろと、紆余曲折があった番組なんですが(時間帯が変わったり、コーナーがコロコロ変わったり)
 夜の10時から始まっていた頃の、しかも初期の頃が、すっごく好きでした。下手に漫才師とか入っていなくて。

 投稿作品モノとか番組、好きなんですよ。
 芸人のネタも、途中までは面白かったんですけどね。『地獄のスナフキン・金谷ヒデユキ』とか、けっこう好きでした。あくまで作品が、ですが。
 でも途中から売れない漫才屋or新人芸人のコーナーが出てきて。それがメインっぽくなったとき、見るの止めました。
 ちなみに私は、『吉本』の漫才・コントや、いわゆる『モノマネ』という番組が苦手な人種です(好きな方、すみません)。

 それはともかく。

 今も心に残る、そんな替え歌。

 一般的に見て、この『ボキャ天』の代表作品は、多分。

 ♪浦和 浦和 西浦和 東浦和 
  …(中略)… 浦和は7つの駅がある♪

(『ねらいうち』の節で)

 ‥‥‥だと、私は勝手に思っていたりします(笑)。
 既に7つ、全然憶えていませんが(おい)。
 こういう知的(知識的)なネタ、大好きなんです。

 もちろん、一発ネタ的なものも、憶えているのはいくつかあります。
 歌の一部分だけを変えて、短い替え歌を作るのですが(つーか、ボキャ天はそっちンが多かったです)。
 『ボキャ天』は、それをイメージ映像(??)付きで流すので。
 ネタはそうでもなくても、映像の方で笑ってしまうこともあるのですが。

 ♪ 走る 走る 亡霊たち♪(『RUNNER』の節で)とか。
 ♪ 継母は 男の人♪(もと歌のタイトルは知りませんが、『♪我が侭は男の罪』というのが元の歌詞)とか。

 特に、♪走る 〜 … の方は、だだだっと走っていく白装束の人たちの後ろ姿が、ただ印象的でした(笑)。

 そして♪継母は 〜 … の方は、前振りのショートドラマが、とっても楽しかったです。
 ‥‥‥多分このおもしろさは、
言葉では表現できません(あらすじ書こうとしましたが、挫折しました/笑)

 また、歌だけではなくて“おなじみのフレーズ”も、変わったりしたのですが。

 「2×2=4、2×3=6」ににんがし、にさんがろくを、変えたものがありました。

 これも、映像が面白かったのですが。

 小学生が九九を勉強しているシーンで。

 「ジジイが死、遺産がボク」

 と呟いたときには。

 ‥‥‥大笑いしてしまいました(スミマセン‥‥‥)。

 んで。本題。
 私の中で。
 一番印象に残っているのは。

 ♪何でモアイ像
ここに‥‥‥?

(『ロード〜第一章』の節で)

 ‥‥‥‥‥‥それだけ。ただそれだけ
 曲調は静かで、映像も、インパクトそんなになかったと思うのですが(ちなみに元の歌詞は「♪何でもないようなことが…」)

 モアイ像、見るたびに。

 ♪何でモアイ像がここに‥‥‥と呟いてしまいます(妖しすぎ)。

 そして。『ロード〜第一章』を聞くたびに。思い出すたびに。

 ♪何でモアイ像がここに‥‥‥と呟いてしまう訳です(かなり妖しすぎ)。

 『ロード〜第一章』、思い出す機会も、今ではそうそうないんですけれどね。

 ‥‥‥… ついこの間、あったんで(笑)。

 てか、歌うとすっごく切なくなります(大笑)。

 ちなみに。

 『ロード〜第章』、この話を書いてて、思い出したのですが。

 『ロード〜第章』まで、出たことは知ってるんですが。

 実は現在『第章』まで出てるって、本当ですか?
 誰かご存知ないですか?(笑)
 私の聞いたところによると、『第八十章』くらいあるらしいんですが(笑/それもアヤしい)。

 この歌、歌詞が物語になっているのですが。
 第一章で、女の子死んじゃいます(苦笑)。そのため、すっごく切ないメロディの歌です。
 つーか、第一章でいきなりんでどうする!? と、方々でツッコミを受けていたような気が(笑)。
 そして、第二章は流し聞いた程度なので、よく憶えていなかったのですが。

 お葬式のシーンだったような気がします‥‥‥。
 でも、第一章よりも曲調はるかったような‥‥‥(なんか「それでも君と会えて良かった」的な歌詞だったような/違うかも)

 ‥‥‥ つーか、今のい人はきっと知りませんよね‥‥‥ The 虎舞竜(トラブリュー)って‥‥‥ι
 このアーティスト名だけで、充分しい気もします(酷)。

 歌詞を手話をしながら歌うっていうのは、この人が先駆じゃなかったかと。

 そして、手話といえば。

 『星の金貨』でしたっけ、西村 知美‥‥‥が主演のドラマでしたか、その主題歌。
 歌ってたのは酒井 法子だったと思います、いまいちよく憶えていませんが(ドラマは詳しくないんです‥‥‥)。

 いウサギって曲がありまして。
 そのドラマの主人公の女の子が耳が聞こえないとかいう設定だったため、それをよく手話で歌うことがあったのが、印象的だった歌です。

 この歌が、これまたすっごく切ない曲
 ウサギの歌なんですが(まんまやん)。
 その歌によると。


‥‥‥‥‥‥ 寂しすぎると、
死んじゃうそうです。ウサギって。

 カラオケで歌うと、すっごくしんみりしてしまう(場合によると、く人もいる‥‥‥)歌で。
 仲間内で、一時期禁止令が出たような、出なかったような(笑)。

 いい歌なんですけれどね。好きですよ、この歌。
 『ロード』も、それなりにいい歌だと思うのですけれどね。

ない歌を、ない替え歌にするのは、
どうかと思いました
(笑)

 そんなものかと、思いつつ。 

その3『あなたは〜もォ〜忘れたかしら〜♪』に続く。